IDペンダントについて

IDペンダントの様式・スタイル

2020年04月03日 10時29分



IDペンダントのルーツの話となりますと、どうしても戦争がらみの物騒な話になってしまいますが、
気を取り直して、われわれ一般人が、万が一にそなえての装身具として利用するものに話題を切り換えましょう。
 
まず、IDペンダントの形です。
アメリカ軍式認識票の流れをくむ、角の丸まった長方形が一般的です。また、横長方向に文字を横書きにするのがふつうです。
ある代表的な製品では、表面に

IDENTIFICATION
THIS IS MY ID TAG IN CASE OF EMERGENCY
PLEASE SEE BACK!
(身分証 これは私の認識票です。緊急時には裏面を見てください。)

と文字が浮き彫りになっており、裏面に、NAME(名前)、BIRTHDAY(生年月日)、BLOOD TYPE(血液型)、NATIONALITY(国籍)、
TELEPHONE(電話番号)を刻み込む欄が設けられています。
 
また別の製品では、特にそのような欄や罫線のような浮き彫りはなく、ただ鏡面仕上げのフラットな金属プレートになっていて、
そこに自由に文字を刻むことができるタイプもあります。
 
刻み込む文字については、アルファベットとアラビア数字が基本となります。海外に出たときの通用性を考えると、その方が無難です。
ただし、海外に出たときにほとんど重要性がなくなる住所などは、漢字で書いてもだいじょうぶでしょう。
 
さらに、文字を刻んだ面の裏側に、レーザーで顔写真を彫り込むタイプのものもあります。こちらですと、よりいっそう本人確認が確実になります。
 
文字を刻印する手数料は?
文字を刻印する手数料はどうでしょうか。
IDペンダントは万が一にそなえるものではありますが、おしゃれ・ファッション性も兼ねるものですから、
ほとんどの場合、金、銀、プラチナなど貴金属を素材としたものになります。そのため、ペンダントトップ自体が高価になります。
したがって、ペンダントトップを購入すれば、文字の刻印は無料とするケースが一般的です。
刻み込みたい文字を業者に伝えればそれでOKです。
ただし、刻印面の大きさから、文字の大きさ・文字数におのずと制約が出てきますので、そこは相談が必要になります。